CT値は発明者の名前にちなんでハンスフィールドユニットともいい、単位はHU。
CT装置の発明者は図1のGodfrey Newbold Hounsfield(1919年~2004年)であるが、「CT値(CT number)」はその発明者の名前にちなんで「ハンスフィールドユニット(Hounsfield Unit)」または「ハンスフィールドナンバー(Hounsfield number)」と呼ばれています。また、CT値の単位はハンスフィールドユニットを略して「HU」で表します。
図1 ハンスフィールド博士とEMIスキャナー(写真は東芝メディカルシステムズ社様のご厚意による) |
初期のCT
EMI社に勤めていたハンスフィールドによってCTは発明された。そのため、図1をよく見ると上に装置名として「EMI SCANNER(エミー・スキャナー)」と書かれています。ガントリの穴のサイズは小さく、当時は動きの少ない頭(脳)しか撮影しませんでした。また、その撮影時間は10分以上かかっていたそうです。
図2 1975年、東京女子医大に日本で初めて設置されたCT装置による初めての患者さんのCT画像。6つの脳腫瘍が検出されたそうです。 ( EMIのCT導入余話- 日本画像医療システム工業会より引用) |