CT装置=ガントリ(管球と検出器)+寝台+コンソール(≒コンピュータ)
CT装置は、①大きな輪の「ガントリ(架台)」、②患者さんが横たわる「クレードル(寝台)」、③そして操作するコンピュータの「コンソール」の3つから構成されています(図1)。
そして、ガントリの樹脂カバーをはずすとそこには、X線を発する「管球」とちょうど反対側に透過X線を受ける検出器があります(図2)。管球は700Kgもある重さを持ち、検出器は円弧状の形状を示します。(参照:医科用CTの検出器と撮影スライス厚)医科用こんな重量の管球や検出器がガントリの中で1周あたり0.5秒以内で回転するため、遠心力が働きCT装置全体の相当な揺れが想像されます。しかし、製造経験を積んだ現在では、全く画像に影響のないよう装置の静止状態を保てるそうです。
図1:医科用CTの構成 | 図2:ガントリの中にある管球と検出器 | |
(東芝メディカルシステムズ様のご厚意による) | (東芝メディカルシステムズ様ご提供資料より改変) |