医科用CTではX線の見える方向で角度に異なる名称がついている。
MDCTにおいて、管球から放射されるX線を頭方向から見るとX線が扇型をしているのでその角度をファン角といいます。また医科用CTの多列化が進み、体軸方向のX線の奥行きを示す角度をコーン角といいます。このコーンとは、お菓子で有名な「とんがりコーン」でもわかるように円錐を意味し、歯科用CTではX線が円錐状に出るためにコーンビームCT(CBCT)といわれますが、医科用CTのおける角度の定義とは異なるようです。
図1:ファン角とコーン角 | 図2:扇=ファン、円錐=コーン |