「サーフェスレンダリング法」は表面表現、「ボリュームレンダリング法」は不透明度を変えることで中身も見える表現。
CTデータを立体的に見る方法として、「サーフェスレンダリング法」と「ボリュームレンダリング法」があります。 これらは、いずれも撮影されたCTデータを (1)まず立体であるボリュームデータにして(モデリング modeling)、 (2)続いて2次元画像で立体的に見える処理(レンダリング rendering)を行います。
両者には表現方法の違いがあり、一定の閾値以上の塊の表面を見る方法を「サーフェスレンダリング法」。 不透明度を変えて中身も見える方法を「ボリュームレンダリング法」といいます。 パソコンのスペックが乏しい時代にはボリュームレンダリングは困難でしたが、パソコンの進歩によって今ではどちらの表現も可能な時代となりました。
サーフェスレンダリング | ボリュームレンダリング;
骨だけを不透明で見ると、サーフェスレンダリングとさほど変わらないが、不透明度を含む設定を変えると透明人間のようにダイナミックに3次元が表現できます。
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最近はやりのガイドサージェーリーにおける骨上ガイドは、CTデータ上で一定のCT値で骨面を張り(サーフェスレンダリングを行い)、その上に乗るガイドをCAD/CAMで作製します。 また、石膏噴付プリンターや光造形装置などで作製される「顎骨モデル」も骨のCT値を利用したサーフェスレンダリング処理で作製されます。 |
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サーフェスレンダリングで作製された 骨上ガイドによる手術 (大阪府ご開業:山羽 徹先生ご提供) |
石膏噴付の3次元プリンターで
作製した顎模型 |